電話秘書のはじまりは?

独立開業するという事は、今も昔も大変なことです。

一つの事業を行う経営者となるのですから、今も昔も苦労はつきものでしょう。

戦後、独立開業しようとする人が本格的に事業を展開するためには、どうしても電話が必要でした。

でも今のように架設数が多いわけではなく、また電話を利用するために資金もかかったため、電話無しで開業したり、電話が入るまで待って開業する等していたのです。

商売をより大きくしていくためには、地域限定の仕事ではどうしようもありません。遠方とも取引を行うために電話は不可欠なアイテムでした。そこでその当時、電話を貸してくれるサービスを行っている業者が誕生し、そこで電話を借りたり、電話番もしてくれるなどのサービスを行っていた業者が、少数ですが存在していました。

当時電話が一般家庭にあるという事はイコール、その家はお金持ちで、会社でも電話を持つという事はかなり大変な事だったのです。一般家庭の電話を借りて連絡を取ったりしているうちに、これは商売になるのでは?と考える人が出てくるのも当然で、独立開業したい人たちに電話と電話番をするというサービスを開始するという事は、戦後間もない時期、かなり商売としてお金になったと考えられます。

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